豚肉の一番美味しい季節は、10月末から12月初めです。 豚にとって夏の時期は、暑さによって夏バテや食欲減退が生じやすくなります。一方で冬の時期は寒さを防ぐために脂肪を燃やしてエネルギーに変えてしまうため美味しさが今一つの豚肉も出てきます。 秋になると気温も下がり、過ごしやすくなって食欲も出てくるので生育が良くなり、一年の中で一番美味しいお肉の状態になります。 当店自慢の「萬幻豚」もし […]…
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毎日お客様に美味しいと言っていただける牛肉を手に入れるのに苦労しております。 香りがあり、脂がさっぱりとして、肉に味わいがあり感動していただけるような牛肉です。 工業製品と違い、同じ牧場の牛であっても一頭一頭違います。 私は、この20〜30年で進んだ格付け制度(A5,B3)がもたらした弊害ではないかと感じています。 生産者も効率を追い、牛肉に霜降りを入れ、体重の増加を図り短期間で育て上げるものが多 […]…
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脱炭素社会 持続可能社会の推進の為に、さの萬では7年前よりオリジナルの保冷ショッピングバッグを用意して、その一部をさの萬で負担させていただき、350円というお求め安い価格で販売しております。 また、レジ袋も植物性の素材に変えて、環境に負担の少ないものをご利用いただいております。 最近では買い物に行くと、レジ袋を数円でお客様が負担するようになりましたが、私はお買い物をしてくださるお客様に袋代をご負担 […]…
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先日、さの萬のオリジナルの豚「萬幻豚」を生産委託している厚木市の臼井農産を訪れて、久しぶりに臼井欽一社長とお話する機会を持つことができました。 私が改めて感じたことは、臼井社長は、さの萬の萬幻豚に対する良き理解者であり、生産者でありながら消費者目線で豚を生産されている方であるということです。そして、臼井農産は、豚を育てることから屠畜して肉にするまで、最高の条件が揃っている農場であり、立地であるとい […]…
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さの萬通信を30年以上にわたり毎月20日に発行しておりました。 肉の部位を活かした料理方法、こんな野菜とお肉を合わせると体に良い、肉へのこだわり、さの萬の生き方・考え方、地域情報を書いておりました。 最初の1年間位は何を書こうか、どういう情報をお客様に提供したら良いか、読んでいただけるのだろうかと悩みながらやっておりましたが、段々と日々の情報をまとめ、どういう割付で構成したら良いか、わってくるよう […]…
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私は24才で家業のさの萬に入りました。 その頃は今のように物流も発達していなかったため、宅急便もありませんし、冷凍でのトラック輸送も範囲が限られていて、東京〜名古屋のトラック便はあっても、東海道沿線から入った富士宮への便はありませんでした。 しかしながら、東京の同業者は、私の知らない特別な輸入牛肉や、ラム、鴨、リードボー、フォアグラなど珍しい肉を仕入れて商売を拡大させていました。当時は肉の仕入れに […]…
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近年温暖化の影響で、夏場になると40℃になる日もあり、以前に比べ肉の状態の鮮度維持が厳しくなっています。 肉を調理台でカットしている短い時間の間でも、脂が溶けて肉がゆるんできます。 昨年の夏は、肉を並べる陳列バットをステンレス製の金物に変えたり、肉の下敷きに蓄冷剤を置いたりして、鮮度維持に配慮してまいりました。 しかしながら、この度、店舗の売り場や作業場などのエアコンを入れ替えで、10℃に室温を設 […]…
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さの萬では、毎朝9:00より、朝礼を行っております。 さの萬の生き方・考え方、従業員の成長のための道徳マナー、たしなみ、ルールの確認をはじめ、挨拶の練習をしております。 月に一度はさの萬衛生マニュアルの読み合わせをして、衛生面の向上を図っております。 先日の朝礼時には、従業員はさの萬の品を食べているようで食べていないので、私が選んだ「美味しい牛肉とは」の説明・試食をいたしました。 牛肉の色つや、き […]…
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昨年のクリスマスは、ローストビーフを切るのが間に合わず、年末年始・お正月用ローストビーフも足りなくなり、暮も押し迫った29日、30日に、追加につぐ追加で焼くことになりました。皆様のローストビーフへのご要望にお応えすべく、従業員一丸となって対応させていただきました。 さらに令和3年の今年になってもローストビーフの人気は衰えず、ギフトや店頭での小売りも好調で、お客様に喜んでいただいております。大変あり […]…
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私のローストビーフ用牛肉の選び方は、霜降りの多いものは選びません。 ローストビーフは冷製で食する機会が多いので、口に入れたときに脂のしつこさを感じず、極端に濃厚なものではなく、味はあるが、さっぱり感のある肉を選定しています。 さの萬では、香味野菜を敷いて焼くので、肉と野菜の香りのハーモニーを楽しんでいただくよう、バランスを考えております。 ローストビーフに用いる牛の部位としてはモモが最適です。特に […]…